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ということで早速お尻を拭くという観点だけで園の中で飼われている動物たちを見て回ることにしました。もう日が傾きつつあるのでとっととしないと閉園してしまいます。
「産毛のもやもやした鵞鳥の子」の対義語になりそうなくらい年季の入ってそうなワサワサのヒゲと角のヤギ(マーコール)。当然こんな動物ではお尻を拭きたくない。
早く飼育小屋の中へ帰りたくてずっと飼育員さんの方を見つめているヤギと羊。そんなやる気のない動物達でお尻を拭くなんてこちらから願い下げだ。
トイレットペーパーと同じ白い毛だし、この馬に跨って揺られながら背中に擦り付けるようにお尻拭いたら気持ち良いかも、と思ったものの間近で見ると碧眼で怖いのでやっぱり拭きたくない。ちなみに馬は奇蹄目、ヤギと羊は偶蹄目だったが最近はクジラ目と合わさってクジラ偶蹄目になった。ヤギって馬よりクジラに近い生き物ってことなの?
園内で女性と子供の人気をかっさらっていたコツメカワウソ。確かに可愛いかもしれないが体温調節のためにびっしりと生えた極細の毛が濡れると、体毛がポマードでなでつけたおっさんの頭髪みたい。おっさんの頭でお尻を拭くなんて想像するだけで気持ち悪い。黄色い声を上げてスマホでパシャパシャしまくっていた女性達には「じゃあ君たちはこのカワウソで気持ち良くお尻が拭けるのかね?」と問い質したい。実際にやったら手が後ろに回るかもしれないから絶対やらない。
ペンギンは遠くで見てると可愛いけど近くで見ると結構怖い。そして生臭い。ペンギンの体毛はベタベタしているかと思いきや実はサラサラらしいのだけど、脂で水を弾く構造になってるのは事実だし、そうなると当然お尻を拭こうとしても色々弾いてしまうわけだから相応しくない。
鶏とか良いかも、と思ったけど傍らにこんな看板があった。
食べ物を粗末にするとバチが当たるからやってはいけない。
おしゃれなバンドのフォトセッションみたいな隊形で佇むアヒル。鵞鳥の子が良いんだからアヒルだって悪くないだろう。実際、白くてフワフワでなかなか良さそうだった。でもやっぱり目が怖いのよね。
いい動物いないかしらと思いながら更に続く。
<続く>